マインドフルネスは2016年頃からメディアが取り上げたことにより一種のブームのような状態に。
特にメンタルヘルスや自己啓発の話の中でよく使われています。
今回はそのマインドフルネスと、マインドフルネスの基本であるABCをご紹介します。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは瞑想や呼吸法を行うことがメインとなります。
瞑想というと宗教的なイメージはありますが、科学的に瞑想を行うもの。
忙しい現代社会で人は常に思考を繰り返しているので、休んでいるつもりでも無意識のうちに脳は働いています。
マルチタスクで働くことも多くなり、絶えず何かを考えていることは多いものです。
意識的に休息状態を作ることで、脳疲労を改善することが大切。
瞑想や呼吸法を取り入れることで、「今、ここにある幸せ」に意識することができ、集中力やパフォーマンスの質がアップ。
過去の失敗にとらわれたり、未来を無駄に心配することがなくなるため今にフォーカスができるためです。
精神的に安定するので仕事の効率も上がり、プライベートも幸せを感じやすくなります。
マインドフルネスのメリット
脳の疲れを取る
私たちの脳はパソコンで例えると、使わないアプリがハード内に多く存在し、日々細かなデータが増えて動きが鈍くなっている状態です。
マインドフルネスを行うことで、不要なアプリやファイルを一掃して、脳の働きを快適にさせます。脳の疲れを取るので、思考と行動の質が違ってきます。
集中量がアップ
人間にとって大切なのは「集中力」です。仕事や家事等、集中するからこそ早く終了し、集中しなければ時間はいくらあっても足りません。
マインドフルネス瞑想をすることで、雑念を取り払うことができるので、対象となるものに集中できます。
マインドフルネスのABCとは?
マインドフルネスには自分の状態をチェックする「ABC」があります。この「ABC」とは英単語の頭文字を取ったもの。
Aは「Awareness(気づき)」、Bは「Being(存在)」、C:は「Clarity(明瞭さ)」です。
このABCを意識することであなたの1日を観察してみてください。
A:Awareness(気づき)
自分が今何をしているのか、自分の周りで起きていることに気づくことです。
私たちは日々何気なく過ごしています。
朝起きてから着替え、歯を磨き、朝食を食べ、服を着替え、靴を履き、駅へと向かい出勤するという動作。
その一つ一つを認識することで、今自分がどういう状態にあるのかを意識します。
またスマホなどを見ながら食事をしていると、マルチタスクとなって食べていることを認識できていない状態にあります。
これは2つに分けて認識。
「スマホを見ている」と「食事を食べている」
一つ一つをしっかりと認識することこれが「A」です。
B: Being(存在)
物事を判断せず、「ただ在る」「ただ存在している」と認識することです。
存在に対して好き嫌い、良い悪いなどの「価値判断」を捨てて、認識することです。
自分の行動に判断するという思考を止めて、
「スマホを見ている」と「食事を食べている」
とありのままの事実を捉えることが「B」です。
C: Clarity(明瞭さ)
目の前で起こっていることを、ありのままに明確に捉えることです。
例えば、何となくイライラすると感じた時はそれを深掘りしていきます。
何にイライラするのか?
↓
仕事が計画通りに進まないから。
↓
計画通りにいかないのは仕事の遅い部下。
↓
部下の無能さを自分の評価にされそう。
このように今沸き起こっている状況を、深掘りして核となる感情を捉えることが「明確」の意味です。
その「明確」に気づいたら、それをそのまま受け止めます。
イライラ
↓
何に対して
↓
判断せずそのままを受け止める。
その受け止めたものに対して、イライラする原因を把握するだけで、感情を入れずにただ認識します。
マインドフルネスABCで得られるもの
以上のABCを行うことで、自分自身を俯瞰で見ることで客観的に捉えることが容易になります。
一つ一つに感情を入れるのではなく、自分の前で流れる映像のような感覚。
友人から相談事を受けると的確に答えられますが、自分のこととなったら解決するのは難しいことがあります。
ABCを使え友人にアドバイスするようにベストな選択ができるようになります。
まとめ
今回はマインドフルネスのABCを使えば、自分の状態を把握しベストな選択ができることをお伝えしました。
抱えているたくさんの感情や雑念を取り払うことで、あなたの理想のパフォーマンスが取れるようになります。
仕事でもプライベートでもぜひ活用してみてください。
あなたの未来がより輝かしいものとなります。