マインドフルネスというコトバは、時々耳にする事がありますが、さて、それは何?と言ったら、はっきりと答えられる方は、多くはないのではないでしょうか。
でも、大手の企業の研修などでも採用されているらしいとか、ストレス解消方法などにも活用されているらしいと聞いたら、ちょっと興味がわいてきますよね。
けれど、RAIN法って何?え、雨?とかって思ってしまったのは私です。
ライン法と読むようですが、さて、これって一体何なのでしょう?
マインドフルネスとRAIN法とは?
まず、マインドフルネスとは、仏教の瞑想を紀元とする、そこから宗教部分を除いた、瞑想のプログラムの事です。
脳は常にフル回転していて、特に左脳は、ずっとあの時はこう、この時にはこうとか、後悔、愚痴、時には絶望や怒りやみじめさにとらわれていて、頭の中はコトバでいっぱいです。
この、左脳のおしゃべりを止めたら、混乱の中にあっても、いつでも、右脳の心のやすらぎにつながることができるのです。
このやり方とか、状態、とかをマインドフルネスと呼ぶのです。
では、RAIN法とは何でしょうか?
簡単に言えば、怒りを収める方法の事です。
RはRecognize(認識する)
AはAccept(受け入れる)
IはInvestigate(検証する)
NはNon-Identification(距離をとる)
怒りを覚えた時は、瞬間的にカッとなってしまうものですが、脳内にも色々な反応が起こるのだそうです。
でも、それはほぼ90秒で終わるそうなのです。
その、90秒をちょっと客観的に見つめることで、瞬間沸騰する頭を冷やすことができる訳ですね。
マインドフルネスはどんな効果がある?
怒りに任せて、思わず言ってしまった一言で、取返しのつかない事になったり
あの時、もう少し我慢できれば、と後悔したりする事ってありますよね。
マインドフルネスは、瞑想などの方法で、日々の自分の心を調律というか、リセットするような効果があります。
続けてやる事で、「そのまま」を受け入れる事が得意になってきますので、腹の立つことが減ってくるように思います。
私は、マインドフルネスのコトバは知りませんでしたが、もう何十年も瞑想とか祈りとかを続けています。
そのせいだと思うのですが、人よりも、「怒り」のスイッチが入る許容量が広いように思います。
昔、まだまだ自分を認められなかった時は、すぐ腹がたったりしました。
でも、色々な出来事を経て、とにかく、毎日自分の心をリニューアル、宇宙の波長に調律しようと思って、瞑想をはじめました。
それから、だんだん、今起こってきている出来事も、何か訳があるのだな、と、そのまま受け入れる事が出来るようになってきました。
もちろん、生きていれば色々な出来事がありますから、怒りのスイッチが入る事もあります。
が、マインドフルネスを取り入れることで、腹の立つことは、明確に減ってくると思います。
RAIN法を使ったマインドフルネスのやり方は?
やり方としては、前述したRAINの頭文字をとった4ステップを、怒りのスイッチが入った時にやってみるのです。
R,認識する。あ、自分はいま腹がたっているな、と。
そしてA(受け入れる)で、人間だもの、腹だって立つよ、とそのまま受け入れます。
I(検証する)で、どうしてこんな気持ちになるのだろう?と考えてみます。
N(距離をとる)で、ちょっと客観的に、早く収まるとよいね、などと友達のように、自分に語り掛けてみます。
これを、簡単にしたと思われるようなやり方を、先日TVで松岡修造さんが言っていました。
腹が立ったときに、自分の中で、実況中継をやるのだそうです。
「さあ、ついに腹をたててしまいました~!これは無理からぬことですね~、こんな事を言われてしまってはさすがの私も・・・」みたいな感じです。
怒りが起こると、脳の中で化学物質が放出されて、それが体に満ちて生理的な反応を起こしますが、それは90秒で、怒りの化学的物質は血液中からなくなるそうです。
実況中継をしている間に、怒りは収まってくる、という訳です。
まとめ
マインドフルネスとは、瞑想などを通して「今、ここ」の内なる安らかな自分を発見すること。
そしてRAIN法とは、怒りを収める方法のことです。
両方を活用することで、すぐにカッカする事のない、おだやかな毎日を送れるようになるでしょう。
自分の思考パターンを、習慣を変えることで、ポジティブな方向、おだやかな方向に変えることだって出来るのですから。