マインドフルネスの知識

瞑想と妄想の違いは?妄想せずに瞑想する方法もある?

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マインドフルネスが注目され、瞑想を行うことが習慣化しているという方も多くなりました。

瞑想は医学の世界では第三世代の認知行動療法として研究されています。

その瞑想に関して「妄想とはどう違うのか?」と疑問を抱く方もいるようです。

似たような響きに聞こえますが、水と油ほどの違いがあります。

そこで今回は瞑想と妄想の違いと、妄想せずに瞑想する方法などについて解説します。

今後の参考になさってください。

妄想とは?

妄想とは根拠のないことを頭の中で考えることや、非現実的な出来事を信じ込むことです。

被害妄想、妄想癖などと言う言葉のように、ネガティブな捉え方をされることが多くあります。

また反対に「妄想恋愛」することで幸せを感じたり、プラス効果となる場合も。

その場合は「バーチャルな世界」を楽しむことで、本来の「妄想」とは意味が違うと言えます。

瞑想と妄想が似ていると感じている方は、後者にフォーカスしているようです。

ただこれは欲望をベースにして「前向きに想像する」という、ポジティブな雑念。

瞑想とは?

人は1日に6万回思考を繰り返し、その75%がネガティブと言われています。

脳は常にネガティブな思考を持っているため、前向きになるには意識的に思考を変える必要があります。

また仕事などでマルチタスクを強いられ、脳はフル回転しは常に疲れている状態。

瞑想を行うことで思考を一旦リセットし、「無」に近い状態をつくります。

「無」にすることで脳がしっかりと休め、優先事項に集中することができると言えます。

瞑想と妄想の違い

上記からわかるように瞑想は雑念を取り払い、心を「無」の状態に近づけます。

妄想は頭の中でさまざまなことを考えるのに対して、瞑想は何も考えないこと。

瞑想と妄想は真逆に位置していると言えます。

瞑想をスタートし始めると、驚くほど雑念は湧き上がってきます。

その雑念の中にも妄想は含まれると言えるでしょう。

瞑想中に妄想することもある?

瞑想中に湧き上がる雑念をリセットできない時は、さらにネガティブな妄想が続く場合があります。

例えば怒りから被害妄想が強まり、人に対しての不満が募ることもあります。

また心配事を手放せない場合は、さらなる不安を引き寄せることもあります。

体が疲れすぎていることが原因となるので、その場合は瞑想を中断することも大切。

瞑想は妄想癖の矯正に

妄想がポジティブに働く時は問題ありませんが、妄想癖などの場合は瞑想が解決となるでしょう。

瞑想は感情をリセットして「無」に近づけるので、妄想をすることが減少傾向に。

妄想を止めたいと思う時にも、瞑想を習慣にするのも効果的です。

瞑想を行う前に「理想の思考」を思い描いてから行うことが大切です。

瞑想の効果

①ストレスの軽減

ストレスを感じている時は、多くの感情が脳を支配し処理をできない状態。

瞑想を行うことで雑念をリセット、「無」に近い状態をつくります。

今持つべき思考だけをピックアップできるので、心が落ち着きリラックスしていきます。

 

②集中力の向上

集中力が散漫となる時は、雑念が沸き上がりリラックスできない状態。

瞑想でリラックスでき、本当に保つべき思考だけを選べるので、集中力が上がります。

仕事をスムーズに行うことができ、パフォーマンスも向上するため会社でも評価も良好に。

 

③寝不足の解消

寝る前の理想的な状態は「頭寒足熱」と言って、頭はクールに足元あたたかくすることが大切。

体がどんなに疲れていても、雑念を手放せずにいると眠りも浅くなります。

瞑想を行えば、思考をリセットできストレスが軽減されて寝つきがよくなります。

睡眠の質が良くなれば、血行促進し免疫力がアップするため便秘解消の効果も。

瞑想の基本

瞑想で大事なのは3つ「調心」「調身」「調息」です。

・「調心」とは雑念を手放し、心を整えること。

・「調身」とは力を抜いて、姿勢を整えること。

・「調息」とはゆったりと深く呼吸し、息を整えること。

この3つを意識して瞑想を行いましょう。

瞑想のやり方

一人になれる静かな環境を選びます。

締め付けを感じないゆったりした服装、癒しの音楽や香りなどを用意すると効果がアップします。

瞑想を行った後に、どのような気持ちになりたいかも決めておくとよいでしょう。

時間を決めてタイマーをセットしてからスタートします。

①体の緊張をゆるめ、背筋を伸ばして椅子に座ります。

②目は軽く閉じる、もしくは半眼で斜め前をぼんやり見ます。

③鼻で大きく吸って、お腹の膨らみを感じます。

④鼻で空気を吐ききり、お腹の凹みを感じます。

⑤雑念が沸き起こったら、川に流すイメージをします。

⑥心が落ち着いたら、意識を戻すようにゆっくりと目を開けます。

15分から20分を目安に、タイマーをセットして行うとよいでしょう。

最初は3分くらいから始めて、徐々に伸ばしていくとストレスなく続きます。

腹式呼吸がより効果的ですが、最初は口呼吸でも構いません。

まとめ

今回は瞑想と妄想の違いと、妄想せずに瞑想する方法などについて解説しました。

瞑想を行うことで「妄想による理想」を、現実の理想に変えられます。

心と体を健やかな状態にするためにも、瞑想を習慣にすることをおすすめします。

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