最近、マインドフルネスはいろいろな効果が実感できるという事で話題になっています。マインドフルネスの書籍も数多く出版されています。
数多くあるマインドフルネス関係のほんの中から、今回は「マインドフルネス「人間関係」の教科書」について御紹介していきます。
書籍「マインドフルネス人間関係の教科書」の内容
マインドフルネス「人間関係」の教科書
発売日:2017年05月25日
著者/編集:藤井 英雄
出版社:Clover出版
発行形態:単行本
ページ数:256p
著者/編集の藤井英雄さんは、「心のトリセツ研究所」の代表でありながら、精神科医で医学博士です。また、マインドフルネスの実践家でもあり、伝統的なマインドフルネス瞑想を元にした画期的なプログラムを開発していて、どんな人でも日常生活で手軽にマインドフルネスを習得できるように指導しています。
この他に「マインドフルネスの教科書」なども発刊しています。
現代はストレス社会になっています。そのストレスの原因が「人間関係」にあるとも言われています。
いくらポジティブな考えの人でも少なからず人付き合いには悩みや不安を抱えていて、一件なんの悩みもないように見えても、人付き合いには結構気を使っているものです。
円滑な人間関係とは相手に合わせて自分が我慢して、時間が経つのを待つ事でも、自分が我慢しないで自分の主張を通す事でもありません。
本書では、相手を尊重して自分も我慢せず正直に主張するのが「マインドフルコミュニケーション」であると書かれています。
目次
第1部 マインドフルコミュニケーション―アサーション、傾聴、そしてマインドフルネス
第2部 アサーションについて
第3部 傾聴について
第4部 マインドフルネスについて
付録 Q&Aとまとめ
自分と合わないと感じる人や苦手と思っている人と話をしていると噛み合わない場面が多く出てきます。
苦手て意識のある人とWIN WINな関係を続ける時は、80%納得出来ない事でも、相手の主張を受け入れて我慢しなければならない時があります。
また、どうしてもこちらの主張を通さなければならない場面も出てきます。
気まずい感じになったとしても、仕事の関係で顔を合わせないといけない時があり、どうしても相手の顔色を見ながら話を進めなければならない時があり、スムーズに話を進める事が出来ません。
こじれやすい人間関係を根本的解決するための手法がこの本には書かれていて、人間関係の問題を解決していきます。
この本にはアサーションと傾聴の2つの手法が書かれています。
アサーションとは、自分の意見や気持ちを大切するだけでなく相手の意見や気持ちも大切にしてコミュニケーションをとることです。自分の気持ちも素直に正直に伝えます。
相手だけでなく自分の気持ちも大切にする自己表現で自分と相手の主張を尊重しあいながら、正直に主張する技術です。
深いレベルで相手を理解して、気持ちを汲み取り共感する聴き方が傾聴といいます。
相手をきちんと理解するために傾聴の技術を用いて、深いレベルで相手の信頼を得る事で良好な人間関係を築くことができるようになります。
アサーションと傾聴の2つの技術は、マインドフルネスを活用する事で、どんな人でも使いこなせるようになります。
アサーションと傾聴
アサーションとは、相手の意見だけを聞き入れるものではありません。自分の意見もはっきり正直に伝えます。
相手に気を使って、相手の意見にだけ同意していると後で、後悔したり不満だけが溜まってしまいます。そうならないような正しい言い方を取得します。
話始めは自分を主語にしながら、事実だけを客観的に話します。相手に共感してもらう為に相手に自分の状況を理解してもらいます。
相手のことを理解しようと相手の話を聞いてもアドバイスはしないように気をつけます。 アドバイスをしてしまうと、批判や評価につながるので相手を攻撃している事に繋がります。
コミュニケーション上手な人は聞き上手です。聞き上手ほど傾聴を自然に使いこなしています。
マインドフルネスは 今の自分を客観的に気づくことで気づくことで心が落ち着いてきます。マインドフルネスを上手く活用して人間関係を上手くしていきましょう。
書籍「マインドフルネス人間関係の教科書」の評判
アマゾンの評価は高いです。
この本を読む事で「アサーティブ」な言い方や「傾聴」といった技術が使えるようになってコミュニケーションがとりやすくなったと感じる人が多いようです。
この方法を知ってしまうと、苦手と思い込んでいたコミュニケーションが楽になり前向きな気持ちになった人が多いです。
マインドフルネスの説明も中学生以上なら分かりやすく書かれて、コミニュケーションが、苦手な人にとってもマインドフルネスが初めてもわかりやすくなっています。
いかがでしたか。マインドフルネス「人間関係」の教科書は、人間関係にマインドフルネスを実践する為の応用編になっています。読みやすくマインドフルネスを自分の物にしやすい感じがします。気になった人は1度手にしてみてはいかがでしょうか。