最近、マインドフルネスを実践している人が増えてきています。マインドフルネスに関する書籍もいろいろ出てきています。
その中で「マインドフルネス基礎と実践」の書籍を調べてみましょう。
書籍「マインドフルネス基礎と実践」の内容
書籍「マインドフルネス基礎と実践」
編著・・・貝谷久宣, 熊野宏昭, 越川房子
出版社・・・日本評論社
発売日・・・2016.1
ジャンル・・・精神医学
定価・・・3,456円(税込)
著者略歴
貝谷久宣(かいやひさのぶ)
プロフィール
生年月日・・1943年
出身地・・・・名古屋市
名古屋市立大学医学部卒業。
マックス・プランク精神医学研究所留学。
著書・・・『新版 不安・恐怖症』『きまぐれ「うつ病」』ほか。
熊野宏昭(くまのひろあき)
プロフィール
生年月日・・・1960年
出身地・・・・・石川県
1985年東京大学医学部卒業。
1995年、東京大学博士(医学)
早稲田大学人間科学学術院教授
越川房子(こしかわふさこ)
早稲田大学文学学術院心理学科教授
この本の内容は、マインドフルネスの原因と結果を述べているだけでなく、具体的な疾患への適応も書かれています。
マインドフルネスは心の病気の予防や治療にも注目していて、マインドフルネスを科学的な方向から見ています。
古典的な禅の瞑想を取り入れているマインドフルネスを新世代の心理療法に利用できると科学的根拠に基づいてその実践手法を書いています。
目次
1 ・マインドフルネスの基礎(マインドフルネス瞑想の構成要素としての注意訓練による脳内変化
2・脳画像によるマインドフルネスの効果検討
3・内受容感覚とマインドフルネス ほか
4・マインドフルネスの心理学的機序と応用(マインドフルネス瞑想の効果機序
5・マインドフルネスの心理学的基礎
6・マインドフルネスと援助関係 ほか
7・マインドフルネスの実践・うつ病・不安症とマインドフルネス
8・うつ病に対する慈悲の瞑想の効果
9・心身医学とマインドフルネス ほか
この書著は、マインドフルネスを体感して、内容を十分理解していて、基礎的知識が十分な人なら、応用に使うのに有意義な本と言えます。
この本には、マインドフルネスを脳神経学や心理学的な角度からや仏教との関連や臨床試験など様々角度からマインドフルネスを解いています。
最近のマインドフルネスに関する知見が網羅されています。
この書籍は、マインドフルネスの効果に関する論文集と言えます。
マインドフルネスの国内権威と言われる先生方によって編集されていて、その他たくさんあるマインドフルネスの本よりも学術的成果を網羅した専門書となっています。
書籍「マインドフルネス基礎と実践」の評判
マインドフルネス基礎と実践を読んだ人の評価を調べてみましょう。
アマゾンのレビューの評価は高いですが、内容が専門的過ぎて難しすぎるというコメントがあります。
マインドフルネスを体験して、マインドフルネスが素晴らしいと感じて、この書籍を購入したけれどあまりに専門的過ぎて理解できずに返品してしまった人もいるようです。
マインドフルネスを科学的に証明して、共著で書いてあるので、専門職の人やマインドフルネスを実践している人にとっては為になると感じても、初めてマインドフルネスに触れる一般の人にとっては、理解できない単語などがたくさん出てきて読み進めていくのは難しい印象があるようです。
医療に活用されているマインドフルネスの基礎がわかる論文が多数掲載されていますが、専門的なモノも中にはあるので、マインドフルネスの専門誌のような印象を受ける人が多いようです。
マインドフルネスの基礎知識がある人で、マインドフルネスを体感できている人にとっては応用編になる内容になっているので為になります。
科学的にマインドフルネスを説明していて、一度は手に取りたい本と感じるようです。
「慈悲の瞑想」に興味を持った人は、他人の幸福を願うと自分をも幸福にするのではと感じたと言います。
脳画像診断による医学的効果や心理学的なしくみについての論文などがメインになっているようですが、矯正施設への導入実践などの紹介などもされていて興味がもてる内容です。
マインドフルネスは、2011年から、一部の少年院で導入されてから、全国の少年院や刑務所などで立案、導入されています。
マインドフルネスを実地している人にとっては有効な書籍なので1度手にする事を勧めたいというコメントもあります。
日本と欧米の文化背景は違います。欧米では、あまり重要視されない内容でも、日本では、必要なポイントと正しく押さえているようです。
いかがでしたか。マインドフルネス基礎と実践は専門的な感じを受けた人がいるようですが、マインドフルネスの基礎を徹底的に理解できるようです。興味が湧いた人は一度手にとって見て下さい。