2016年7月28日に出版され、15万部以上のベストセラーとなった久賀谷亮氏著書「世界のエリートがやっている 最高の休息法」という本をご存知でしょうか。
マインドフルネスが世界的に流行している中、こちらの本では最新の脳科学や精神医学基づいたマインドフルネスが詳しく解説されています。
しかし、普段なかなか活字を読む習慣が少ない人、マインドフルネス自体に疑念を持つ方、興味はあるけどなかなか手が出ない方など、さまざまな理由でまだ本書を手にしていない方もおられるでしょう。
今回はそんな方向けに、この最高の休息法がどんな本であるか、またどんな評価やレビューが付けられているか調査を行ったので、実際に解説していきます。
書籍「最高の休息法」の内容
「世界のエリートがやっている 最高の休息法」では、著者の久賀谷亮氏本人が実際に研究、臨床実験、診察を行った経験や、アメリカなどで発表されている論文が基になったマインドフルネスを提唱しています。
現在世界の最先端でもマインドフルネスについて研究が進んでおり、Googleやインテルなど世界に名をはせる大企業が研修に取り入れています。
そんなエリートたちが実際に行っている瞑想法の理論や実践方法を、本書にて学ぶことができるのです。
小説形式で進むわかりやすいマインドフルネス
本書はイェール大学(米国コネチカット州ニューヘイブン市にある世界最高峰の大学)を舞台に、主人公のナツ、大学教授であるヨーダ、その他さまざまな悩みを持った人物たちとの対話や葛藤を中心とした、小説ストーリー形式で話が進んで行きます。
※著者である久賀谷亮氏も、イェール大学医学部精神神経科を卒業している。
心身の不調から大学から距離を置いていたナツが大学教授ヨーダと出会い、とあるベーグルのお店の従業員の問題、悩みをマインドフルネスで解決しながら、ナツ自身の心の問題とも向き合っていくという流れになっています。
小説の中でヨーダの語るマインドフルネスの理論や研究結果は、実際に存在する論文や臨床結果が基となっており、マインドフルネスの効果について非常に説得力ある内容を読むことができます。
そしてナツたちが物語の中で実行していくマインドフルネスの瞑想や考え方も、しっかりとした理論と研究に基づいた実践方法であり、物語の人物を私たちの悩みとリンクしながら問題解決のためのマインドフルネスを学ぶことができます。
登場人物に感情移入しながら実践方法も詳しい解説が読めるため、非常にわかりやすい内容かつ本格的なマインドフルネスを勉強することができるでしょう。
また、本書の始めの章では、物語に登場する7つのマインドフルネス瞑想法のやり方が載せられているので、とりあえずそこだけ抑えることで実践的な瞑想方法を身につけることも可能です。
しかし、小説内ではどんな根拠や臨床結果に基づいて効果があると証明されたのかが詳細に語られているので、より深く理解するためにも是非すべてを一読することをおすすめします。
書籍「最高の休息法」の評判
本書は発売して瞬く間に広まり、その後ベストセラーにもなっていることから非常に良い評判を得ています。
特に今までマインドフルネスについて知らなかった初心者の方、もっと深くマインドフルエンスを理解したい中級者の方からは多数の高評価を得ています。
しかし、マインドフルネスについては本書以外にも多数の書籍が出版されていたり、メディアや通信教育、瞑想体験会などでも取り上げられたりしているので、目新しい内容が少なかったという意見もありました。
しかし、デフォルト・ネットワークによって脳の疲労が溜まるメカニズム、ボディスキャンやモンキーマインド解消法など、基本の呼吸瞑想法の以外の理論についてもしっかりと解説されているので、他の書籍よりも情報量が多いという意見も多数あります。
総合すると、かなり良い評価を得ており、是非購入して読破する価値があると言えるでしょう。
書籍「最高の休息法」のレビュー紹介
実際にどんなレビューが寄せられていたのか、読んだ方がどんな感想を持ったのかを以下でご紹介していきます。
是非購読の参考としてください。
・内容はかなり満足。ストーリー仕立てで進む物語はイメージがしやすく、読みやすかった。
・マインドフルネスの実践本と言うより、詳しい理論解説の本だった。
・登場人物の悩みが現実の問題に即しており、その解決のプロセスを追いながらマインドフルネスを学習することができる。
・マインドフルネスの脳科学的な理論が、よりわかりやすく記されている。
・正直最初と最後の瞑想の実践方法を読めば良いと思った。
・小説形式が、活字慣れしていない私にとって、とても読みやすいものだった。
・瞑想がスピリチュアルなものだけではないと教えてくれる一冊。ビジネスマンはもちろん、多くの人におすすめできる本。
・小説の展開がまどろっこしく読みにくかった。
・本の構成が丁寧で、要点をすぐにつかむことができた。
・他の本とマインドフルネスの内容が被る部分もあったが、全体的には良書である。
まとめ
書籍「最高の休息法」では、最新の脳科学と精神医学に基づいた科学的なマインドフルネス
の理論と実践方法が学習できます。
また、小説形式で進む話の展開、本の構成は非常にわかりやすく、普段読書を敬遠しがちな
方でもスラスラと読み進めることができるでしょう。
ビジネスマンだけでなく、日本で生活している人たち全員に自信をもっておすすめできる
一冊となっています。
書籍はAmazonや楽天にて書籍、電子書籍共に販売されているので、興味が湧いたのであ
れば是非購入することをおすすめします。