マインドフルネスのやり方

マインドフルネスは雑念があってもできる!うまく付き合うには?

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人は頭の中で1日に6万個ほどの思考が巡るようです。

そんな野放しになっている雑念をうまく観察し、「今この瞬間」をしっかり感じるマインドフルネス。

マインドフルネスを習慣化すると集中力のコントロールや疲労軽減、安眠効果やパフォーマンスの向上が期待されています。

それはわかってはいるけれども、いざ実行すると雑念が湧いて湧いて難しい・・・・・・。

今回はそんな雑念に振り回されてマインドフルネスになれない対策をご紹介いたします。

マインドフルネスを習慣化するにはどうすればいいのでしょうか?

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは簡単に言うと「今この瞬間を感じること、感じようとすること」を言います。

私たちは何も考えるつもりはなくてもいろいろ考えてしまいます。

テレビを見て「今日のご飯何しよう」、人と話をしていて「次はなんと言おう」、仕事をしていて「今日はどこか寄り道しようか?」「家に帰ったら何をしようか?」など。

何もをするにしても無意識のうちに気持ち(考え)半分で作業を行っていることが多いものです。

マインドフルネス(今この瞬間を感じる)になる時間を設けることで、そんな雑念をはさまずに作業に集中できる、ストレス軽減効果や安眠効果など、様々なメリットを得ることができます。

マインドフルネスはその効果の恩恵から、実業家のスティーブジョブズや松下幸之助、イチローやミランダ・カーなど、常に実力の発揮を求められる有名人が取り入れていることでも有名です。

マインドフルネスの状態は瞑想やその他のエクササイズで入ることができます。

習慣にすることで心を鍛えることができます。


マインドフルネスと雑念の関係

まずマインドフルネス(今この瞬間を感じる)を軸として「雑念」を解釈すると、「今この瞬間に関係のない思考」を言います。

私たちは1日にたくさんの思考が頭の中をめぐります。

力が発揮できないときというのは「それがきちんと見えていないとき」と「今必要のない情報に脳内が占拠されているとき」です。

私たちはいろんなことを同時に考えることができるから同時にいろんなことをこなすことができます。

テレビを観ながらごはんを食べたり、電話で相手の話を聞きながら仕事を進めたりと、この「同時に考える力」はしかるべき場所で使えばとても重宝する能力ですが、私たちは無意識でその能力を使い過ぎていることがあります。

「同時に考える能力」を使いすぎるあまり、集中すべき時にも失敗したときのことを思い出してしまったりといった悪いクセがついている人が多く、作業の妨げになる考えを「雑念」と呼びます。

つまり同時にいろんなことを考える能力が役立つ場所でその能力が発揮されれば、それは「雑念」ではないのです。

物事に取り組むとき、マインドフルネスに取り組みたいのか、そうじゃないかによって集中状態を使い分けるのが理想的といえます。

普段無意識でいろんなことを考えていることにさえ「気づかない」ことも頻繁にあるので、マインドフルネスを習慣にして、まず今関係ないこと(雑念)を考えていることに「気づく」自分を手に入れることも、集中状態を手に入れるコツとい言えます。

マインドフルネスのやり方

まずリラックスるして椅子に腰かけます(床に座っても寝転んでもOKです)。

ゆっくりと目を閉じます(薄目で一点を見つめる形でもいいです)。

鼻呼吸をゆっくりと行い、呼吸を感じます(意識を呼吸に向けます)。

雑念や考えが湧いたら、それを客観的に観察して流します。

雑念を流したら意識を再び呼吸に戻します。

以上の流れを1日1回5分~10分行います。

習慣にすることで心や集中力をコントロールする力が鍛えられます。

最初は雑念の観察や意識を呼吸に戻すことを忘れたりもしますが(それが普段の私たちの過ごし方なので)、やっていくうちに雑念に意識が向いてる自分に気づき雑念を流すスピード、意識を呼吸に戻すスピードが速くなってきます。

「雑念が湧いたからダメ」「雑念がうまく流せなくて落ち込む」といった気持ちは抱く必要はありません。

前述したように、雑念は単なる「同時にいろんなことを考える能力の使い過ぎ」によって起こるものです。

その能力を使い過ぎない、コントロールする術を幼いころから教わった人はほぼいないのではないでしょうか。

雑念が湧いたら「雑念のコントロール(観察・流す)を練習するいい機会だ」くらいに思ってどんどん流すことにトライしましょう。

そして雑念が生まれる「仕組み」は人が生きていくうえで重要な能力なので、雑念を嫌わないであげましょう。

まとめ

「雑念」はあって当たり前のものです。

マインドフルネスは確かにパフォーマンスの向上やストレスの軽減と、だれが見てもわかりやすいたくさんの恩恵があります。

しかし雑念ができる仕組み、つまり「いろんなことを同時に考えることができる能力」も私たちが生きていくうえで大切な能力です。

「マインドフルネス」も「同時にいろいろ考える能力」によって生まれる雑念も、結局大事なのは本人の「使い分け」であり、使い分けには「練習」が必要です。

集中力やメンタルのコントロール方法は、幼いころに大人から学んだ人は少ないかもしれませんが、雑念か、今必要な考えかを見極め、マインドフルネスに物事に取り組む「技術」は、文字や言葉を使いこなすことと同じくらい人生を豊かにしてくれるように感じます。

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