数々のアスリートや実業家、大手企業をはじめとして日常生活にも取り入れやすい「マインドフルネス」。
言葉は聞いたことがあるけれども、マインドフルネスってよくわからない・難しそうと思う方もまだまだいらっしゃるかと思います。
取り入れてしまえば日常生活のなかで全体的なパフォーマンスが上がり、とっても過ごしやすくなるんですよ。
今回はそんなマインドフルネスと、マインドフルネスをする場所についてご紹介いたします。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは「今この瞬間を感じること」を言います。
私たちは日常生活を送るにあたって1日になんと6万個ほどの考えが浮かぶそうです。
なにか作業をするときや集中したい場面でも、頭の中では絶えずいろんな考えが巡っています。
そこでマインドフルネス(今この瞬間を感じること)になることで、自分の心と体の状態に気づくことができ結果的にパフォーマンスが向上します。
マインドフルネスによって、これら数々の思考にさらされている・とらわれている自分を静かな場所に置くことができます。
そうすることでストレスの軽減・集中力アップ・安眠効果・リラックス効果・疲労軽減などにつながるため、日常生活を送る上で全体的なパフォーマンスが向上する仕組みです。
マインドフルネス(今この瞬間を感じる)になるために最もよく取り入れられているのが「マインドフルネス瞑想」です。
マインドフルネス瞑想をはじめとした、多数の簡単なエクササイズを習慣化すれば心を鍛えることができます。
心って鍛えることができるんです。
マインドフルネスをする場所
基本的にリラックスできる・適度な気温である・静かな場所が最適といえます。
時間と場所を選ばずに実行できるのがマインドフルネスですが、それはあくまでマインドフルネスを習慣化できた人たちだけだと解釈した方がいいと思います。
マインドフルネスを習慣化するにおいて、周りが静かでも自分の頭の中のうるささに驚く人もたくさんいることでしょう。
なので、ビギナー・習慣化できてない人はリラックスできる静かな場所で自分の感覚に意識を向ける練習をすることをおすすめします。
ちょっと慣れてきた・どの程度のうるささの中で自分の感覚に集中できるか試してみたい、そんな方は敢えて騒々しい場所に行き勉強や読書などをマインドフルにやって、自分の感覚にどこまで集中できるかチャレンジするのも楽しそうですね。
外の会話に意識をとられてもいいので、「どのくらいのスピードで自分の感覚に意識を戻せるか」に集中するようにしましょう。
「周りに気を取られてもすぐに自分に意識をもどせる」=「自分で集中力をコントロールできる」快感は素晴らしいですよ。
いろんなストレスにさらされる、意識が散漫するきっかけだらけの世の中ですが、最終的にどの意識をとどめるか流すかを決めるのはいつも自分です。
静かな場所も騒々しい場所も、それぞれの良さを持ったマインドフルネスのいい練習場になります。
マインドフルネスのやり方
マインドフルネスはどんな状態でもできますが、今回は代表的なマインドフルネス瞑想をご紹介します。
リラックスして姿勢を正します。
座るなら背筋を伸ばして、椅子でも床に脚を重ねないあぐらでもいいです。
寝転んでも大丈夫です。
目をゆっくり閉じる、または薄目で一点を見ます。
鼻でゆっくり呼吸をし、呼吸を感じます。
呼吸を感じるとは空気の出たり入ったりの感覚や、酸素が体中にいきわたっている感じ、呼吸しているときの体の感覚に意識を向けます。
考えや雑念が湧いたら客観的に観察して流して、呼吸に意識を戻します。
流し方はその人のやりやすいやり方でいいですが、いきなり「自由にして」と言われるのが苦手な方のために、あくまでも一例を。
スーフースーフー(私は呼吸の音をよく聞きます)→「今日のご飯カレーにしようかな(雑念)」→「あ、雑念湧いてる(客観的に観察)」→スーフースーフー(呼吸に意識を戻す)・・・
これの繰り返しです。
1回5分~10分が目安です。
「雑念が湧いたらダメ」ではなく、「雑念(呼吸を感じる以外に意識が向いていること)に気づき、呼吸に意識を戻す(意識の方向をコントロールする)」練習をする感覚で行いましょう。
まとめ
やり方が簡単な分「やってもさほど変わらないのでは?」と思ってしまうマインドフルネス。
習慣化する上で難しいのはマインドフルネスのやり方でなく「そんな変わらないんじゃ?」という思い込みとの付き合いです。
習慣化しない原因はほとんどがその「簡単だからそれほど自分に大きい影響はないだろう」という思い込みです。
そんな人こそマインドフルネス瞑想をやってみて、ご自身の頭の中でどれだけの考えが浮かび上がってきたか実感してみてほしいです。
たった5分間でさえ、隅から隅まで自分の呼吸だけに集中することができない人が多いと思います。
たった5分でさえ、何かに集中しようとするあなたに色んな考えが押し寄せてきているんです。
個人の意見ですが、マインドフルネス瞑想を機に普段自分がたくさん湧いてくる考えに揉まれながらどれだけ頑張っているかを感じ、もっと自分を大切にする機会になれば幸いです。