マインドフルネスとか、レジリエンスと言われても、一体何?と思う人も多いでしょう。
でも、心理学やメンタルマネージメント、などに興味のある方なら、聞いたことはあるかもしれません。
言葉は難しいけれど、今現実に起こっているマイナスから脱出するための近道!と聞いたらどうでしょう?
そんな、あなたの心を強くできる方法、ぜひ知ってみてください。
マインドフルネスとは?
まず、マインドフルネスとは何でしょう?
簡単に言えば、一種の瞑想状態のこと。
または、「今、ここ」の自分に十分気づいている状態、とも言えるでしょうか。
まだ、よくわかりにくいですよね。
現代人は、沢山の仕事や人間関係、色々なものを案外一人で抱えこんでいます。
特にそれは、左脳で、色々あれやらこれやら考え込んで、脳がいつでもいっぱいいっぱいフル回転している状態です。
まだ、起こってもいない事を取り越し苦労したり、もう過ぎてしまった出来事を、後悔したり、誰かの、何かのせいにして、いつまでも腹を立てていたりします。
でも、案外ほとんどの心配事は、取り越し苦労と持ち越し苦労、なのだそうです。
そうかもしれない?と思っても、なかなか、その左脳のつぶやき、ボヤキ、知らず知らずのうちに頭のなかで考え込んでいる、その思いを消せないですよね?
これを、静かに落ちつけて、右脳状態にもっていく。
右脳は、感覚脳ともいわれますが、宇宙と大自然とつながった気持ちだったり、平和な大調和な気持ちを思い起こさせてくれるのが、右脳の働きなのです。
そんな思いになれるのが、マインドフルネスと言えるでしょう。
レジリエンスとは?
さあ、では、レジリエンスとは何でしょう?
心理学などで使われる事が多い用語ですが、自発的治癒力の意味で、「精神的回復力」とか「抵抗力」や「復元力」などと訳されるコトバです。
要は、逆境から立ち上がり、成長する能力、折れない心、のことです。
私は、どちらの言葉も知りませんでしたが、もう十何年も毎朝、瞑想を続けてきました。
そのせいか、ものすごい逆境が、次々襲ってきましたが、案外、受け止めて、乗り越えてくることができました。
たぶん、レジリエンス能力が高い、という訳ですよね。
でも、最初から高かった訳では決してありませんから、考え方、自分のこころとの向き合い方、そういう訓練を続けてきたお陰で、能力が上がってきたのだと思います。
一朝一夕にはいきませんが、訓練次第で、誰でもが、身に着けることのできる能力だと、私は思っています。
マインドフルネスとレジリエンスの共通点や違い?
共通点は、どちらもが自分で調節できる、心の持ち方、ものの捉え方だという事です。
どちらも、それを望んだ時に、訓練次第で手に入れる事のできる能力ですし、もしかしたら、もともと人間が潜在的に持っている能力なのかもしれません。
違う点は、マインドフルネスは、右脳自体の能力ですから、左脳を黙らせることができさえしたら手に入ります。
これは、呼吸法だったり、好きな事に集中したりする事で、ある程度は身につくと思います。
レジリエンスの方は、考え方の訓練が必要だという点が、違うといえるでしょう。
考え方は、知らず知らずのうちに「癖」になっていますから、まず自分にどういう考え方の癖があるのかを知らないと直せません。
考え方の習慣を変えるというのは、なかなか出来るようで、難しいものです。
でも、だからこそ、何か大問題が起きたりして、自分ではどうにもならない!?という時がチャンスだと、私は思いました。
それで、何があっても良い方向を見る、という訓練を続けてこれたのです。
まとめ
マインドフルネスとレジリエンス、どちらも欲しい能力だと思いませんか?
「今」何が起こっていようとも、ただ、いま。
生かされて、生きている自分。そのままを認める。ゆっくりただ呼吸する事を感じる。
そして、何が起こっていても、その中から「当たり前」の「良かった」を探すこと。
そんな習慣を、訓練して身につけていく事で、マイナスな出来事をプラスの未来に変えていく事ができるようになるのです。