最近時々聞くようになったマインドフルネス。
アメリカなどでは、グーグル、インテル、アップルなどの名だたる企業で、研修プログラムにも導入されているそうです。
もともとは、仏教の瞑想が源流ですが、だんだん科学的に実証されるようになり、ストレスケアなどに取り入れられてきています。
そして、更にリトリートとは何でしょう。
耳慣れないコトバばかりですが、これが今、現代社会が抱える問題を解決してくれる糸口として注目されています。
マインドフルネスとリトリートとは?
マインドフルネスとは、瞑想などを通して行う、こころのトレーニングともいえます。
今この瞬間に起こっていることを、評価せずに、ただありのまま観察し、寄り添っていく、そのまま受け入れる事で、ストレスを軽減していくのです。
仏教の禅の修行や瞑想は、ちょっとハードルが高いように感じますが、座禅を組まなくても、色々なやり方で、溜まったストレスをリセットする事ができるのがマインドフルネスです。
ヨガにも取り入れられていて、ヨガのマインドフルネス瞑想などもあります。
では、リトリートとは何でしょう?
リトリートとは、隠れ家、避難所、退却などの意味があります。
宗教的な、研修会の意味もあります。
最近、ビジネスや、セルフマネージメントなどで使われる事が多いコトバですが、いわば、「仕事や家庭などの日常から離れ、自分だけの時間に浸れる時間や空間のこと」なのです。
つまり、「非日常に身を置く」という事になるでしょうか。
どんな効果がある?
さあ、ではこの二つを使ったら、どんな効果があるのでしょう。
現在起こっている出来事は、ひとつひとつが、自分の過去の選択の積み重ねで、出来上がっています。
もし、今あなたの前に起こってきている出来事が、不本意だったら・・・
どこの分岐点で、選択を間違えてしまったのでしょう?
でも、過去に戻る事はできませんし、そもそも、現在の不本意な出来事が、本当に、不本意なのでしょうか?
未来、それがとんでもないラッキーに繋がるとは、絶対言い切れない事でしょうか?
そして、それは、今のあなたにとっては、不本意だとしか思えないかもしれなくても、本当は、例えば家族には嬉しい事だったりするかもしれませんよね?
つまり、本当の事は、「今は」わからない、という事を言いたかったのです。
今、起こってきている事には、何か、訳があるはずなのです。
それなのに、主に左脳の働きで、あれやこれや、もう取り戻せない過去の事を悔やんだり、本当はまだどうなるかわからない未来の事を心配したり、する事でストレスを増幅させているのです。
そこで、そういう日常生活から、いったん避難してみましょう。
例えば自然の森の中なら、仕事や情報に追われている日常から、少し開放されそうですよね。
そういう場所で、自分を見つめなおしてみると、案外焦っている気持ちが落ち着いてきたり、違う見え方が出来てきたりするのです。
やり方は?
ただ、山の中、自然の中に避難するだけでは、なかなかリセットするのは難しいかもしれません。
やはり、何か専門のプログラムがあった方が、効果は絶大だと思います。
山の中のお寺で、合宿して座禅を組む、なんてプログラムもありますし、宗教団体の練成会という、宿泊して行う研修会などもあちこちで開催されているようです。
ヨガのプログラムや、富士山山麓、バリ島、などなど各地で、いろいろな団体のマインドフルネスリトリートのプログラムなども、募集されています。
でも、意外に都内などにも、体験できる瞑想スペースがあったり、座禅カフェや、瞑想サロンなどもあったりします。
そのような、ちょっと非日常なスペースを使って、マインドフルネスリトリートの体験をする事もできます。
まとめ
マインドフルネスリトリート、慣れないとちょっと舌を噛みそうなコトバです。
でも、今そのままを認める、それを、ちょっと日常から離れた場所で体験してみる。
そんな、体験から、また明日の活力が出てくるのではないでしょうか。