マインドフルネスの効果

マインドフルネスはパニック障害に効果がある?

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今回は、パニック障害で苦しんでいる方に朗報をお送りします。

長い人生、残念ながら楽しい・嬉しいことばかりではありませんね。

時には苦しかったり悲しかったり・・・。

それも成長の過程で必要なことではありますが、辛い・苦しいといったネガティブ感情がストレスを生むのは困ったものですね。

ストレスが心身に悪影響を与えるのはわかっていますが、実際にストレスによって脳内に異常を起こし、パニック障害など神経障害を併発する人も多いようです。

一度パニック障害が発症した人は、また起きるのではないかという予期不安が起きやすく、パニック障害を繰り返す傾向にあります。

そのためパニック障害になると、薬の力を借りて不安な感情を取り除こうとする人も多いようですが・・・。

薬はあくまでも対処療法で、パニック障害を根本から治療するものではありませんよね。

しかも、パニック障害が改善しない限り不安な種がなくなるわけではありませんから、薬が手放せなくなるばかりか徐々に増えていく可能性もあるとか。

根本的治療には不安や恐怖心を取り除くことがとても重要となりますが、その方法としてマインドフルネストレーニングが効果的だという声があります。

マインドフルネスとパニック障害の関係性を見てみましょう。

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは、「今ここ」に意識を集中させて心の内面を観察し、気づきを得てストレスや不安といったネガティブ思考を取り除いていく方法です。

「今ここ」は風鈴の音や庭の花、肌の感触など日常生活のあらゆるところに存在しますので、いつでもどこでも一人で行うことのできるのも、いつ起こるかわからないパニック障害者に適しているトレーニング方法といえるでしょう。

従来から神経障害の治療方法として、患者のストレスを感じやすい思考パターンを修正していく認知行動療法がありますが、マインドフルネスはそれとは少し趣向が違います。

マインドフルネスのやり方

まず「今ここ」たとえば自分の呼吸に意識を集中してみましょう。

空気がお腹に入っていく感じ、またお腹がへこむ感じを認識します。

意識を「その瞬間」に集中している間は、過去や未来のストレスや不安が頭に入ってくる隙間はありませんよね。

しかし、人は集中が苦手な動物ですので、「今ここ」に集中している時でも不安なことや心配なことが頭をよぎるもの。

その時は、そのことを排除しようとせず、自分の考えや感情を出すことなく、ただ観察してください。

頭の中に浮かんでいることを否定せず、ありのままを受け入れ観察していると、気づきを得て興奮や不安が鎮まっていきます。

再び、「今ここ」に意識を戻すという行為を繰り返していくと、ネガティブ感情と一定の距離を保つことができるようになり、ネガティブ感情にすぐに反応していた体の異常が改善されていくでしょう。

パニック障害のメカニズム

パニック障害を起こすと、突然に動悸や呼吸困難など身体に異常が現われますが、最初は心肺の異常を疑って救急車を呼ぶ人も多いようですね。

パニック障害の主な症状は、動悸や呼吸困難の他にも発汗、めまい、胸の痛みや圧迫感、体や手足のふるえ、ほてりや冷えなどがありますが、通常は10分長くても1時間以内には治まるようです。

しかも、パニック障害で亡くなる人はいないのですが、呼吸困難など繰り返すと常に強い恐怖感を抱え込むようになり(予期不安)、電車や集会場、スーパーなど一人での外出が困難になることも。

パニック障害は、中脳水道周辺灰白質の興奮が原因とする説もありますが、まだはっきりとはわからないようですね。

予期不安で常に不安や恐怖を感じていると、体や心は緊張し続けている状態になり、神経伝達物質や自律神経などのバランスを崩す原因となって、パニック障害を発症しやすくするといわれています。

つまり、「予期不安」がパニック発作を繰り返す大きな原因の一つといえるでしょう。

マインドフルネスはパニック障害に効果がある?

これまでの流れから、パニック障害の克服には、薬に頼らない「予期不安」の改善ということが見えてきますよね。

マインドフルネスはストレスや「予期不安」などネガティブ感情を取り除く心理療法ですので、パニック障害にとても効果的な手法だといえるでしょう。

具体的に説明しますと、たとえば息苦しさを急に感じ始めたとします。

次に心に浮かぶのは、過去に経験した最高に苦しかった状況で、強い恐怖感に襲われ症状はさらに悪化していくものと思われますね。

では息苦しさを感じ始めたとき、マインドフルネスで意識を「今ここ」に意図的にもっていったとします。

「今ここ」は腹式呼吸(自律神経を整えやすい)でもよく、手を重ね合わせて手の感触でもよいでしょう。

パニック障害が軽い場合は、これだけでも症状が治まることがありますよ。

脳裏に苦しさや失望などネガティブな感情が現われたら、そのことをだめだと思うのではなくどうにかしようとせず、現状を受け入れて眺めることだけに集中します。

少なくともそのときは、過去の苦しかった状況は脳裏に現われず、不安や恐怖を最小限に留めることができるでしょう。

眺めているうちに、苦しくてもいつもの15分前後で治まる状況が脳裏に浮かぶと、不安が軽くなり落ち着きを取り戻して症状も治まってくるものです。

マインドフルネスのカウンセリングで、パニック障害を克服した例を紹介しますね。

参考リンク
マインドフルネス心理療法で改善

まとめ

いかがでしたか?

パニック障害はいつどこで現われるかわからないのも、日常生活の質を落としている要因ですよね。

また、家族や友人に理解してもらえず、苦しさが倍増している人もいるのでは!?

パニック障害の克服には、家族の理解は不可欠ですね。

心理療法を取り入れ徐々に克服して、明るい未来を想像しながら過ごしましょう。

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