マインドフルネスの効果

マインドフルネスは副交感神経にどんな影響を与えるのか?

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Google、Facebook、Yahoo!といった大手企業で取り入れているマインドフルネス。

研修などに取り入れられ、体験をした方や習慣化されている方も多いことでしょう。

マインドフルネスは心・脳・体を守り整えリラックスした状態をつくられることで注目されています。

現在では医療や教育現場、また出産から子育てにも取り入れられるようになりました。

今回はマインドフルネスが副交感神経にどのような影響を与えるのかをご紹介します。

今後の参考になさってください。

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは「今、ここ」に意識を意図的に集中させることです。

ご自分を客観的に見ることや、内観することなどの「気づき」もその一つ。

人の価値観や評価にとらわれず、自分と向き合うことです。

人間は1日に6万回思考を繰り返し、そのうちの75%はネガティヴと言われ、意識的に止めなければ、雑念は湧き上がってくるものなのです。

だからこそマインドフルネスな思考を持ち、その雑念を一旦リセット。

今、この瞬間に持つべき思考をピックアップし、取り組むべき優先事項に集中します。

思考がシンプルになることで本来の力を発揮でき、パフォーマンスも向上すると言えます。

マインドフルネスの効果

■ストレスの軽減

マインドフルネスを行うことで、雑念をリセットできるため、心が落ち着けることができます。

ご自分の意識と呼吸に、客観的に注目することができるためです。

ストレスを感じている時は、呼吸が早く浅くなっている場合が多いので、マインドフルネス瞑想を取り入れて解決。

日々の習慣にすることでストレス耐性ができ、動揺することも少なくなります。

 

■集中力の向上

「今、ここ」に意識を意図的に集中することで、雑念をリセットしてリラックス。

ご自分が取るべき言動を認識することできるため、集中力が向上します。

集中力がなくなってきた場合、マインドフルネス瞑想を行うことで復活。

パフォーマンスも向上して、仕事をスムーズに片付けることができます。

 

■注意力の向上

ストレスを軽減し、集中力が向上するため、物事にフォーカスする力がつくため注意力が向上します。

仕事のミスに気づきやすいため、パフォーマンスも向上。

また周り人の変化にもよく気付き、素早く気配りや配慮ができるため人間関係も向上します。

副交感神経とは?

私たちの心と体のバランスを司る自律神経。

その自律神経は自分の意識とは関係なく、脳の指示でもなく、循環器・消化器・呼吸器などの働きを24時間365日コントロールしている神経。

その自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。

 

■交感神経

昼間に活発になり、活動しやすい状態を作ります。

交感神経が優位に働くと筋肉や内臓が緊張し、血管が伸縮するため、体温が下がり、血圧が上がります。

 

■副交感神経

夜間に活発になり、心身をストレスから解放し修復。

副交感神経が優位に働くと、筋肉の緊張が解け血管への圧力が緩むため、体温が上がり、血圧が下がります。

 

交感神経と副交感神経がバランス良く交互に働くことで、体を正常にコントロール。

バランスが崩れるとイライラ・不安感・疎外感・感情の起伏が激しくなります。

その乱れがさらに続くと「自律神経失調症」となり、不眠・偏頭痛・耳鳴り・微熱などの症状が現れ、薬を服用する必要性も。

ストレスを解消して副交感神経を優位となる状態を意図的に作ることで、自律神経のバランスを保つことが大切です。

マインドフルネスと副交感神経の関係

毎日忙しく働く現代人にとって積極的にストレス解消することはマスト。

副交感神経を優位にするには、セルフコントロールすることが必要です。

自律神経がバランス良く働くことで、体のホメオスタシス(恒常性)がキープできます。

マインドフルネスな思考、瞑想や呼吸法を使って自発的にストレスを軽減。

 

■不眠解消・免疫力アップ

寝る前は「頭寒足熱」と言って、頭はクールに足元は暖かくが熟睡の基本。

「今、ここ」に意識を集中し、雑念をリセットすることで穏やかになります。

寝ている間に副交感神経を活発に動かすための準備とも言えます。

毎日マインドフルネス瞑想を習慣にすることで、睡眠の質がアップ。

血行も良くなるため、免疫力も上がり、疲れにくい体となります。

こちらの記事も参考になさってください。
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マインドフルネスは不眠が改善できる?やり方と効果は?

マインドフルネスのやり方

■自分と向き合う3ステップ

まずは3つのステップでご自分の心の状態を観察し、傾向と対策を考えてみましょう。

①毎日のリラックスとストレスを観察

②ストレスを感じる理由を把握

③リラックスする時間・方法を増やす

以上をノートにまとめて、積極的に自分と向き合うことが大切。

 

■マインドフルネス瞑想

一人になれる静かな場所を探し、心が癒される音楽などを用意しましょう。

マインドフルネス瞑想はシンプルな5ステップ。

①椅子にゆったりと腰掛け、背筋を伸ばし、軽く目を閉じます。

②鼻から大きく吸って、お腹が膨らむのを感じます。

③鼻から空気を吐ききって、お腹が凹むのを感じます。

④雑念が湧き上がったら、川に流すようなイメージをします。

⑤15分間呼吸を繰り返したら、ゆったり意識を戻すように目を開けます。

15分から20分くらいが理想的ですが、最初は3分くらいから始め徐々に伸ばしていきましょう。

腹式呼吸が難しいと感じる場合は、吐く時だけ口で行っても構いません。

まとめ

今回はマインドフルネスが副交感神経にどんな影響を与えるのか?についてご紹介しました。

自律神経のバランスを保つために、副交感神経を優位にする方法としてマインドフルネスは有効的です。

忙しく働いているからこそ、ストレス解消法として取り入れるべきだと言えるでしょう。

毎日をより豊かにするために、マインドフルネスを習慣にしてみませんか?

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