もともと仏教の教えであった「マインドフルネスが」が西洋に入り、 Googleなど大手企業が研修として取り上げることで話題に。
メディアでも取り上げられることも多く、マインドフルネスを習慣化している方も増えてきています。
まだ始めてない方にとっては、宗教色が強く感じられて、日々の生活に取り入れることを懸念されていることでしょう。
そこで今回はマインドフルネスの弊害や注意すべきことについてご紹介します。
今後の参考になさってください。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは「今、ここ」に意識をフォーカスすることです。
忙しい現代人にとって日々処理していくことが多くマルチタスクになりがち。
常に脳は忙しい状態を保つことを強いられいつも疲れています。
そこで時間をとって立ち止まり自分自身の心の中に入り観察。
雑念やエゴなどを自分から切り離すことの大切さ、また自分自身を大切にすることを自発的に行うことを意味します。
マインドフルネスに弊害はある?
●魔境
マインドフルネスの弊害については、「魔境」というのがよく取り上げられます。
道具が不要で誰にでもすぐ始められるマインドフルネス瞑想は、ストレスを取り除き、リラックスした状態が保て、心身の疲労を回復。
また「瞑想をしない偉人はいない」とさえ言われるほどです。
ただ、瞑想をすることで感覚が研ぎ澄まされることで、体験したことのないような世界を味わうことも多く報告されています。
幻聴や幻覚、強迫観念に襲われるなどマイナスの影響が現れるとも。
この悪影響は「魔境」と呼ばれ、英語でもそのまま「makyo」と表します。
「魔境」に関してはまだ研究中であり、これといったエビデンスがあるわけではありません。
瞑想していて違和感を感じた場合はそのまま続けず、中断するのがよいでしょう。
●禅病
マインドフルネスの瞑想の効果が高いため、瞑想時間が長くなる方、瞑想に依存する方が多く存在します。
そのため座りすぎという運動不足が原因による「禅病(ぜんびょう)」と呼ばれる病気にかかる場合があります。
人間にとって長時間座りすぎることは、体にとって負担がかかります。
座る時間が長時間続くと、ふくらはぎの活動が停止状態に。
下半身に降りた血液を心臓に戻す働きが低下することで、全身に酸素や栄養を送るのが遅くなってしまいます。
送る力が遅くなるということは、血栓ができやすく血管が詰まる可能性が高くなります。
血管の病である脳梗塞・心筋梗塞などを引き起こす原因にも。
少なくとも30分から1時間に1度は立ち上がり、適度な運動したり軽く歩いたりすることが大切です。
また副作用の研究も行われていますが、今のところ不明確とされています。
瞑想することにより血圧の降下、過敏性腸症候群の症状の緩和、不安感、抑うつ感、不眠の改善、急性呼吸器疾患(インフルエンザなど)の発症・期間・重度の改善がある場合があることが、研究により示唆されています。疼痛に対する効果や禁煙治療としての効果に関するエビデンスは、不明確です。
マインドフルネスで期待できる効果
●集中力アップ
マインドフルネスを習得すると、不安・心配などの感情を引き離すことができ「今、ここ」にフォーカス。
脳は常に思考を繰り返すので、瞑想や呼吸法でリセットすることができます。
本当にやるべきことや、今持つべき思考がシンプルになるので集中力がアップします。
●ストレスを軽減
ストレスがたまっている時は呼吸が早く浅く口呼吸になっていることが多くあります。
マインドフルネス瞑想でゆったり深く腹式呼吸することで心が落ち着いてきます。
また「今、ここ」に意識を集中することができるので、過去の失敗や後悔、未来の心配をすることから解放。
少しずつ心が落ち着きリラックスできます。
●パフォーマンスの向上
集中力が上がることで、仕事や家事などの処理能力がアップします。
またストレスが軽減されるのでトラブルを回避する能力も強くなりパフォーマンスが向上します。
●睡眠不足の解消
寝る前は1日あったことや、明日の仕事など考えることが多く、脳が働き続けるとなかなか眠れなくなります。
眠りやすくするためには「頭寒足熱」、頭はクールに足元を暖かくすることです。
湧き出てくる思考をストップし、リセットすることで快眠へと導いてくれます。
布団やベッドに入ってから瞑想すると、睡眠の質もよくなるので習慣化をすることをおすすめします。
不眠症で悩んでいる方はこちらのアプリをチェックしてみてください。
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●「寝たまんまヨガ」
名前の通り「寝たまんま」できるので便利。
ベッドや布団に仰向けで横たわり軽く目を閉じます。
アプリの音声ガイダンスに合わせて、意識を集中させて心身の緊張をほぐしていきます。
マインドフルネスについてもわかりやすい解説があり便利です。
プログラムの時間は約10分~40分と幅広く、約9つのオムニバス形式に。不眠症の方にはとても評判のアプリです。
まとめ
今回はマインドフルネスに弊害についてお伝えしました。
効果が高いために依存症となってしまうこともある瞑想。
長時間の瞑想を希望されるのであれば、信頼できる専門家から学ぶことも大切と言えます。
あなたのライフスタイルに合わせ、毎日が豊かになるような方法を選ぶことをおすすめします。