経営者のスティーブ・ジョブズや松下幸之助、Googleやゴールドマン・サックスなんて企業ぐるみで取り入れている「マインドフルネス」。
いったいどんなもので、どんな恩恵があるんでしょうか?
私も生活にマインドフルネスを取り入れたらやり手経営者の仲間入りを果たせるかもしれません。
これはやってみたいですね。
できれば楽な方法で。
今回はそんなマインドフルネスとマインドフルネスを仰向けで実践する方法をご紹介いたします。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは簡単に言うと「今この瞬間を感じること」。
人は無意識の間にいろんなことを考えています。
多くの人が、なにも考えていない時間の方が圧倒的に少ないです。
しかし、スポーツ選手で言ういわゆる「ゾーンに入る」、集中している状態ですと何も雑念など湧いておらず、研ぎ澄まされてリラックスしていて、エネルギーをフルにスポーツに向けることが可能です。
つまり、何かにフルに取り組む場合は「雑念が湧いていない」状態が最低条件であることがわかります。
雑念(無意識の考えごと)は案外その人へ及ぼす影響が大きく、しかもその内容は「今考えなくていい」ことが多いです。
関係ないことを考えているせいで現在やるべきタスクや楽しみたい行事など、気持ち半分で取り組む結果になることも多々あります。
マインドフルネスは瞑想やその他の簡単なエクササイズで手に入れることができ、雑念がなくなることでリラックス・集中力アップ・ストレス低減・安眠効果など様々な恩恵を受けることができます。
個人的には薬のように「副作用」の心配をしなくていいことも気軽にマインドフルネスの習慣を始めるのにお勧めの理由です。
マインドフルネスを仰向けでやるとどんな効果がある?
瞑想やその他の簡単なエクササイズで手に入るマインドフルネスですが、肩こりや腰痛のために「背筋を伸ばして座っているのがつらい」時があります。
そんなときは無理をせずにマインドフルネス瞑想を仰向けにやることで、その効果を得ることができます。
普段背筋を伸ばす苦痛に耐えている人でしたら楽になる分、意識を瞑想に集中しやすくなり、効果は瞑想を座って行う時より大きくなる可能性が高いです。
仰向けで行うマインドフルネス瞑想の効果は座って行うものと同じくリラックス・集中力アップ・ストレス低減・安眠効果などが期待されます。
座っているときと比べて気を付けないといけないのは、仰向けのために瞑想からそのまま眠ってしまうこと。
効果に影響うんぬんではないので寝るタイミングで行っていたら問題ないのですが、瞑想をした後で予定を入れているときなどはお気を付けください。
マインドフルネスを仰向けで実践する方法
呼吸に意識を向ける基本は同じです。
寝転べる場所で仰向けに寝転んで、腕は体の横・自然に置きます。
気道を確保するイメージで首を少し上に上げます、痛い場合は無理をしないのがコツです。
呼吸に意識を向けて、お腹のふくらみや空気が体中をめぐる感じを味わいましょう。
雑念が湧いたら受け止め、観察し、再び意識を呼吸に向けます。
5分~10分ほどで効果は得られますが、体に支障が出ない限り気が済むまでやっても大丈夫です。
意識を流せなくても気にしないこと。
1つでも多く流せるようにチャレンジしてみましょう。
マインドフルネスを習慣にすることで意識を流すこと、集中力を向けたい対象に向けれること(コントロール)ができるようになってきます。
眠ってしまうのを防ぎたい人は必ずタイマーをつけるようにしましょう。
まとめ
生活の中でいろんな形でとりこむことができるマインドフルネス。
「形」よりも「意識をどこに置くか」が重要ですが、私たちは笑いながら本気で怒ることができないように、「形」によって気持ちが決まってしまう性質も持っています。
そのために「いい姿勢」は「いい気持ち」の助けになりますが、「いい姿勢」を保つのが苦痛であれば「いい気持ち」になるのは難しいです。
「姿勢」はカッコよく見せるためにあるのではなく、「気持ちを整える」ためにあると思います。
仰向けでも背筋はのびています。
痛みや苦痛で気持ちが整わないのであれば、しばらく「座って行ういい姿勢」は止める選択をするのが、自分の気持ちと向き合っていて素晴らしい結論だと思います。