順調に会社勤めしていても、長い人生いろいろありますよね。
ストレスや事故で体調を壊し、長い療養生活を余儀なくされての病気休職や育児休職はよくあるケース。中には留学や家族の都合による休職もあるようですよ。
いずれにせよ、休職中の胸のうちは穏やかではなさそうです。
本当は、労働基準法により会社はそれぞれに就業規則を定めて休職制度を設けていますので、会社の規定に合えばどうどうと休職しても良いはずなのですが…
個人で完結する仕事だけなら良いのですが、会社の多くは共同作業や協力体制の中で成り立つ仕事が多いため、「休職をすることによって同僚や関係者に迷惑をかけるのでは?」と考えてしまうのはしかたがないのかも?
しかし、もしあなたが医師の診断や専門家のアドバイスで休職が必要だといわれたら、今のあなたにとって休職するのがベストの判断と考えてください。
休職中は、休職にまつわる心配事や悩みが頭から離れず、だんだんと笑顔が少なくなりがちですね。
そんな人にぜひ実践してほしい、心から離れない心配事や悩みから解放される方法がありますので、お知らせしますね。
マインドフルネスとは?
「マインドフルネス」という言葉、聞いたことありますか?
近年、いつでもどこでも簡単にできるストレス解消法として、医療現場や教育機関などで注目を浴びてきました。
人は誰でも目覚めている間、意識的にかつ無意識に何かしら考えているものです。
心配事があると何をしていても、すぐに心配事が頭をよぎりますよね。
これでは、体の休まるときがありません。
そのことがストレスとなり上手に対応できなくなると、癒しを求めてアロマや森林浴などに向かいストレス解消をする人も多いようですが…
マインドフルネスはアロマや森林浴と同じようにストレス解消法の一つですが、まったく別物と考えてください。
アロマや森林浴は何かに頼ったストレス解消法で、現場に行かなければ心は改善されませんが、マインドフルネスは、ストレス改善方法を身につけるトレーニングですので、ストレスを感じたときいつでも自分でストレスを解消することができます。
マインドフルネスのトレーニング方法にはいろいろありますが、全体に通じていることは「今この瞬間」に集中して観察し、「気づき」を得ていくというもの。
「今この瞬間」に集中し続けることで、脳から心配事やストレスの元を排除し、脳をリラックス状態にしていきます。
マインドフルネスは休職中に実践するといい?
休職中にはさまざまな心配や悩みがいつも心を占領し、心や体はいつも緊張し続けているのではないでしょうか?
休職者の心の中を少しだけのぞいてみましょう。
「休職している私は、皆からわがままと思われていないかしら」
「会社や同僚に迷惑をかけているのではないか」
長期療養になればなるほど「会社に戻っても、私の席はもうないのではないか」
「会社に戻った後も、皆変わらず接してくれるだろうか」
こういった思いがずっと心にあれば、体調を回復するための休職なのに、体や心が休まるどころか療養が長引いてしまうことにもなりかねませんね。
こんなときこそ、マインドフルネスが有効なのです!
考えても仕方がないことは考えないようにしましょう!
とはいうものの、ネガティブ思考を排除する力を身につけない限り不可能ですよね。
マインドフルネスを身につけて、ネガティブ思考を排除する能力を手に入れてください。
そこからおのずと新たな道は開けてくるはずです。
マインドフルネスのやり方
マインドフルネスを行うための行動とは、ひたすら「今この瞬間」に意識を集中させるだけですので、やり方としては比較的簡単です。
しかし、本来長く集中し続けるのが苦手なのが人間ですので、集中力をつけるためにはマインドフルネスを繰り返し行ってくださいね。
ここでは、数ある中から「マインドフルネス瞑想」をお知らせします。
・正座でも椅子に座ってでもかまいませんが、まず背筋を伸ばします。
・ゆっくりと呼吸をします。
・目を閉じ、呼吸と共に動くお腹のふくらみやへこみに意識を向けます。
・お腹の動きと同時に「ふくらむ、ふくらむ」「へこむ、へこむ」と心の中で言っていくと、集中しやすいかもしれませんね。
・マインドフルネスを行っている間は雑念がわいてこないのがベストなのですが、最初からは難しいものです。
・雑念がわいていると気づいたときは、またお腹のふくらみに意識を戻してください。
・最初は10分程度を目安に、慣れてきたら30分を目安に行うと効果も感じやすいでしょう。
・終わったら、静かに目を開けます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マインドフルネスを続けていくと頭の中がクリアになり、判断力や決断力が磨かれていきます。一歩先に足を運ぶためには、脳のリフレッシュは重要ですね。