マインドフルネスの効果

マインドフルネスで集中力は向上する?正しいやり方と効果!

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『マインドフルネス』をご存知でしょうか?

私たちは日常で浮かぶ考えの中に、余計な考えが混ざっていることに気づく機会もなく今考えなくていいことを案外考えているものです。

マインドフルネスはそんな余計な考えを流すことでストレスの軽減やリラックス効果があることから、技術者であり実業家でもあるスティーブジョブズや野球選手のイチローなど、活動のジャンルを問わずたくさんの実力ある人たちがこぞって取り入れています。

そんなマインドフルネスには集中力を向上させる効果はあるのでしょうか?

その他に、マインドフルネスの正しいやり方もご紹介いたします。

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは『今この瞬間を感じること』です。

感覚としては『気が付いたら時間がたっていた』『夢中でやっていた』、スポーツ選手で言うと『ゾーンに入った』といった感じの『研ぎ澄まされた状態』です。

誰しも1つは身に覚えがあるかと思います。

遊ぶのに夢中になる、テレビに夢中になる、『覚えろと言われていないのに』覚えている、印象に残っている、別に今後役に立つとかではないんだけど・・・といった感覚はリラックスしているけど研ぎ澄まされているからです。

このようにリラックスして余計なことを考えていないときというのは、自分の感覚を含めて周りの状況も吸収しやすいものです。

そのようにマインドフルネスは『今この瞬間』をリラックスした状態で感じることです。

マインドフルネスで集中力は向上する?

人は集中している時、呼吸が深く一定になり、まばたきの回数が減少する傾向があるそうです。

実際にマインドフルネス瞑想を行って呼吸とまばたきを観察し、それらを集中度合を測る指標とした実験があります。

この実験の結果、マインドフルネス瞑想を行ったことにより集中力の高まりを観測できています。

しかもこの実験の被験者は、マインドフルネス瞑想の初心者・経験者が混在した実験ですが、集中力の高まりは全員に観測され、経験者においては気が散ること(傍で自分の話をされること)で意識が話している人に向いても、すぐに自分に意識を戻し集中状態に戻れたことが観測されました。

この実験からマインドフルネス瞑想は初心者でも集中状態を得ることができ、なおかつやればやるほど集中状態へ戻ること(集中力をコントロールすること)もできるようになる可能性を大いに感じさせてくれます。

現在は雑音やいろんな情報が入り乱れ、自分が思っている以上に『頭の中を忙しくされる』環境です。

かといって、雑音を避けるためだけに山の中にこもって静かに過ごすというのも現実的ではありません。

静かな場所では大体の人が集中できます。

しかし多くの人が生きていく場所は、たくさんの人の中です。

だからこそ、自分の集中力(環境に振り回されない自分)を鍛えることが日常を過ごしやすくする秘訣だと思います。

マインドフルネスのやり方

マインドフルネスは色んな『入り方』がありますが、その中で代表的なマインドフルネス瞑想をご紹介いたします。

頭・首・背筋を一直線にして垂直に座ります。

椅子でも、床であぐらをかいてもOKです。

あぐらは足をかさねないあぐらをかきます。

肩や腕の力は抜きます。

力が抜けていれば手はどこに置いても大丈夫です。

ゆっくりと目を閉じ(または薄目で一点凝視)、鼻呼吸をします。

呼吸を思いっきり感じます(お腹のふくらみや空気が全身をめぐる感じなど)

呼吸を思いっきり感じている状態が自分の感覚に意識が向いている状態です。

考え(雑念)が湧いたら受け止めて流して、再び呼吸に意識を戻します。

雑念が湧いたからといって焦る必要はありません。

雑念を流す・流そうとすることで、雑念を流して自分に意識を戻す感覚が鍛えられます。

雑念を流したら自分(の呼吸)に意識を戻します。

5分~10分で効果は得られますが、気持ち良ければ体力と時間に支障がない範囲で続けてOKです。

普通は一朝一夕で好きな時に集中力を得られるようになる人は少ないと思います。

しかし、マインドフルネス瞑想を習慣にすれば集中力のコントロールは副作用なしに鍛えることができます。

まとめ

私たちの頭の中はは1日に6万個ほどの考えが湧きあがったり、留まったりと大忙しです。

『今この瞬間を感じること』がマインドフルネスと述べましたが、その意味は広義にわたります。

『集中を目指すこと』、たくさんの考えに流される・邪魔されることなく付き合えるようになる心のエクササイズもまたマインドフルネスと言えます。

勉強をするときなどカフェに行ったり、90点以上取ると友だちに宣言したり、環境の力を借りて集中力を操作するのもいいですが、自分の力で自分の集中力を操作することができれば、個人的にはこれほど楽なことはないと感じます。

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