最近よく耳にする事が増えた、マインドフルネスですが、これとストレッチを合体させたマインドフルネスストレッチというのをご存知ですか?
毎日、パソコンやスマホを使っていると、いつの間にか体も同じ姿勢で固まっていたり、目もまばたきを忘れて乾いてきたり、とストレスが溜まってきます。
もちろん他にも仕事上や、生活のストレスもありますよね。
マインドフルネスもストレス軽減に効果があると言われていますが、ストレッチも合体させたら絶対、体にもよさそうですね。
マインドフルネスストレッチとは?
マインドフルネスは、「今、ここ」にのみ意識をただ集中する状態の事です。
まだ起きてもいない未来の事を取り越し苦労したり、過去の過ぎた事を持ち越し苦労したりしてしまう事の多い脳を、「いま」だけに集中する事で、休ませる事ができるのです。
この事にヨガなど動きや、ストレッチの動きを一緒にしながら「いま、ここ」だけの意識に近づいていくことが、マインドフルネスストレッチです。
マインドフルネスストレッチの効果
マインドフルネスストレッチは、オフィスの椅子などで、仕事の合間にも出来ます。
そのことで、ストレスの軽減やリフレッシュ効果、そしてパソコンやスマホなどを多用する事から起こる、肩こりや頭痛などの軽減や予防などにも効果があります。
それに、マインドフルネスで心が落ち着く効果や、集中力のUPなどの効果も期待できるでしょう。
マインドフルネスストレッチのやり方
最初に呼吸を整えてから、好きなストレッチをゆっくりと行います。
その時、心の中で声をかけながら、意識して自分の体の動きを観察し、じっくり感じながら行います。
例えば、仕事の合間にできる、肩こり予防のマインドフルネスストレッチならば次のようにします。
椅子に腰かけて、背すじを伸ばします。
立ったままなら、肩幅程度に足を開いて立ちます。
鼻から息を吸って、お腹に息が入るのを感じます。
お腹が膨らんだり、へこんだりするのを感じながら息を吐き、を繰り返して腹式呼吸を何度か繰り返します。
気持ちが少し落ち着いたところで、右手で右肩を、左手で左肩を軽く触りながら、片方ずつ回します。
この時まず、心の中で「右肩を動かします」と言いながら、右肩をゆっくり回してみます。
その時の、体のうごき、洋服の擦れる音、骨のきしみや骨の鳴る音、筋のひっぱられた感じなどをよく観察しながら動かしてみます。
数回肩をまわしたら、「止めます」と言って止め、今度は「左肩を動かします」と心の中で言って、同じように左肩をゆっくり回してみます。
この時、意識を、ただ動かしている体の部分だけに集中するようにします。
もし、意識が違う所に向いてしまい、仕事の事や別な事を考えてしまう事に気付いたら、その思いを手放すようにします。
ただ、「いま」だけに集中する事で、他の取り越し苦労、持ち越し苦労を一旦置いて、脳を休める事がマインドフルネスです。
できれば、毎日、少しの時間もかまわないので続けるようにしてみましょう。
マインドフルネスストレッチにおすすめの本
・「潜在能力を120%引き出すマインドフルネスストレッチ」人見ルミ著
マインドフルネスストレッチといえば、まず出てくるのが、こちらの本です。
著者は、元ニュースレポーターやお天気キャスターを経て、インドでヨガや瞑想等を学び、生き方、価値観が変わったという方です。
DVD付きなので、オフィスや通勤電車の中で実践できる方法が、詳しくわかり、とてもリフレッシュできるようです。
・「マインドフルネスの教科書 この1冊ですべてがわかる!」藤井英雄著
40年の瞑想歴をもつ精神科医でもあり、マインドフルネス関係の研究所をもつ著者の本なので、とても分かりやすいとの、レビューも多い本です。
色々な実践方法の中に、マインドフルネスストレッチも載っています。
まとめ
マインドフルネスストレッチについてご紹介しました。
仕事の合間や、出勤途中などにでも、実践しやすいのがマインドフルネスストレッチといえます。
どうぞ、本やDVDなども参考にして、実践してみてくださいね。