元はパーリ語のサティの翻訳であり、仏教における重要な要素である「念」を意味する「マインドフルネス」。
英語では「mindfulness」と表記され、「気が付くこと」「心にとどめておくこと」「注意すること」などと訳されます。
今やマインドフルネスは、ビジネス界でも重宝されており、グーグル社やyahoo!社、またインテル社など世界中の大企業が社員研修にも取り入れる程となっています。
「今この瞬間、自分に起こっていることを、判断や批判・価値観や過去の傾向にとらわれることなく、ありのまましっかりと認識をすること」がマインドフルネスのポイントとなります。
手法は「呼吸法」を意識した「瞑想」が用いられています。
これを「マインドフルネス瞑想」と呼びます。
マインドフルネスはビジネス界でも広いマーケットを持つようになりました、マインドフルネスに携わる仕事をしたいと考える方も増えているのではないでしょうか。
マインドフルネスの資格
マインドフルネスの求人と一言で言っても、内容は様々です。
そもそもマインドフルネスに興味があり、他者への指導を志している方は、「マインドフルネス講師」の求人を探されているのではないでしょうか。
ここでは、講師になるため、また講師として採用されるための有益な情報をお伝えしようと思います。
そもそも、マインドフルネスは資格がなくても教えられます。
また民間企業が開くセミナー等に参加をし一定講座を修了すると、〇〇認定トレーナー等の名誉が与えらえることもあります。
それを掲げ、教室などを自ら開くことも可能ですね。
ただし、大手ヨガスタジオ、瞑想教室、医療現場などより安定したマインドフルネスの職を希望するのであれば、やはり「マインドフルネスストレス低減法」の「資格講師」または「認定講師」の取得を試みるべきかと思います。
これはアメリカで正式に行われるマインドフルネスの手法で、指導者になるためには8週間のMBSR(Mindfulness-Based Stress Reduction)または5日間のNLC(Navigating Life’s Challenges)を受講します。
その後、5~7日間、マインドフルネス・サイレント・リトリートに参加し次は6日間のMBSR講師養成トレーニングの受講です。
ここから実際にMBSRを教える実習に入り、8週間で1セットを2回。
この間に、メンターとのメンターシップセッションを計22回行うことも必須条件です。
修了後、資格講師申請レターを提出することができ、メンターからの推薦レターが受理されることによって、資格講師になることができます。
さらに、認定講師になるためには、メンターシップセッションを10回行い、8週間で1セットの実習を追加で5回実施しなければなりません。
その後、5~7日間のサイレント・リトリートに参加し、5日間のアドバンスティーチャートレーニングの受講をします。
そして、必要書類や提出物をこなし、認定講師申請レターを提出し、承認が下りると認定講師として認定されます。
これまでの流れを見てわかるように、とても大変です。
ただ、この「認定講師」を取得できれば、日本国内では大変重宝されるはずです。
マインドフルネスの求人の探し方
タイムロスがなく、多くの求人を一度に比較できるのは、はやりインターネット上の求人検索でしょう。
「マインドフルネス 求人」や「マインドフルネス 仕事」、「マインドフルネス 教える」など検索ワードを変えて調べてみてください。
求人サイト「indeed(インディード)」が大変見やすくシンプルな作りなのでおススメです。
また、インターネット上では各ヨガスタジオやリラクゼーションサロンなどが個々に求人を出している場合も多いですね。
直接掲載先へ連絡をし、問い合わせをしてみるのがベストですね。
さらに、セミナーやスクールに直接連絡をしてみるのも有効的ですね。
それこそ「マインドフルネスストレス低減法」の認定講師を持っている方は、重宝されるのではないでしょうか。
より専門的で実践的な講師は、スクールの顔になりますからね。
また、心療内科や精神科などの医療現場でも治療法の一種として注目を集めてきているので、医療関係の求人をチェックするのも良いかと思います。
販売員や事務員とは違い、まだまだ窓口は狭いかと思いますが、あきらめず求人を探していってください。
まとめ
マインドフルネスの求人は、はやりインターネット上での検索と直接スタジオなどを訪問する、スクールや民間が開くマインドフルネス講座を体験しにいくことなどが近道かと思います。
講師資格保有者は、自治体などに問い合わせをするのも有効かと思います。
自治体が開く講座やまたは企業が取り入れる研修講師などの仕事に巡り合う可能性もありますね。
きっと良い出会いがあると思います。