マインドフルネス講座

マインドフルネス瞑想の資格を取得するにはどうすればいい?

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「今、この瞬間を意識する」ことによって、ストレス軽減や学習能力向上など、様々な効果の研究成果が発表されている「マインドフルネス瞑想」。

そのマインドフルネスのプログラムを指導、または行使して治療するための資格があることをご存知でしょうか?

今回はそんなマインドフルネス瞑想に関わる資格の解説と、その取得方法について解説していきます。

マインドフルネスや瞑想に関する資格について

今回ご紹介するマインドフルネス瞑想に関する資格は、「マインドフルネス瞑想療法士」、「マインドフルネスメディテーション指導者」、「アメリカのマインドフルネス指導者」の3つです。

どれもかなりハイレベルな資格となっています。

マインドフルネス瞑想療法士(MMT)

「マインドフルネス瞑想療法士(MMT)」とは、一般社団法人「マインドフルネス精神療法協会」が認定する資格です。(Mindfulness Meditation therapist)

西田哲学をベースとした「マインドフルネスSIMT(シムト)」を中心に学習していきます。

そしてうつ病や不安障害などをマインドフルネス心理療法と活用し、病を治す支援を行うカウンセラーを目指します。

また、他のマインドフルネスに関する考え方など、マインドフルネスの定義、基礎、脳科学との関係性なども学ぶことができます。

テキストは毎年改定が加えられ、講座内容や試験内容も年によって微妙に変化します。

マインドフルネスメディテーション指導者

マインドフルネス指導歴40年以上である、デイビット・ニックターン氏によって日本人向けに開発された、マインドフルネス瞑想指導者養成プログラムです。

合計100時間に及ぶ理論と実践の講座を受けることでその資格が与えられます。

アメリカのマインドフルネス指導者

現在の様々な「マインドフルネス」の基礎となった「マインドフルネス低減法」を学習し、アメリカでマインドフルネスの指導ができるようになるための資格です。

「資格講師」を経たあと、「認定講師」として指導にあたっていきます。

マインドフルネスや瞑想の資格の取得方法

日本ではマインドフルネスを指導するのに資格取得の強制はありませんが、正しい知識と生徒からの信頼を考えると、これらの資格と取得することをおすすめします。

決して簡単な資格ではありませんが、これらの資格講座をしっかり受けることにより、理論と技術を兼ね備えた信用たる指導者になることが可能です。

マインドフルネス瞑想療法士

日本マインドフルネス精神療法協会が認定する指定の講座を受講し、修了することで認定証が発行されます。

講座は全10回、10か月に渡り開催され、途中参加は認められません。

ただし、受講地が遠方で通うのが難しい方は、全5回の集中講座を受けることもできます。

1単位90分、一日3.5単位、計10回分の講座です。

しかし、このマインドフルネス瞑想療法士講座を受ける前には、入学試験として事前の実践チェックに合格しなければなりません。

2018年の事前の実施チェックは、指定のテキストのセッション講座を5日間実践し、現在進行形で起きる心理現象を観察しコメントを書くというものでした。

この講座においては、心理現象をしっかり観察し、それを言語化することが大切になってくるので、それができなければ最後まで受講することができないのです。

また、講座中も毎月の課題実践とスケジュール表の提出、数回の小論文の提出など、厳しい審査が行われています。

これらの審査を乗り越えて、晴れて「マインドフルネス瞑想療法士」の認定を受けることができます。

マインドフルネスメディテーション指導者

理論学習60時間、実践プログラム40時間の計100時間の講座受講後、筆記と実技のテストに合格すれば認定されます。

理論学習は4段階あり、内容は以下の通りです。

レベル1 マインドフルネスメディテーション、アウェアネスメディテーション、コンテンプレイティブメディテーション、コンパッションメディテーションの4つのメゾットを中心に、瞑想の特性や歴史について(15時間)
レベル2 レベル1の内容をさらに深く学習、メディターとして自立を目指す(15時間)
レベル3 グループセッションでの指導法の学習(15時間)
レベル4 プライベートレッスンの指導法の学習(15時間)

実施プログラムは、「基礎学習1.5時間/回」、「基礎練習2時間/回」、「集中練習3時間/回」、「グループセッション2時間/回」、この4つを合計40時間になるように履修していきます。

アメリカのマインドフルネス指導者

まずは「資格講師」の取得を目指します。

下記の指定の教育プログラムを履修することによって認定をうけることができます。

・8週間のMBSR(Mindfulness based stress reduction)、または5日間のNLC
・5~7日間のマインドフルネス・サイレントリトリート
・6日間のMBSR講師トレーニング
・MBSTを教える実習8週×2回、それに合わせてメンターとのメンターシップセッションを22回

これらを受講し修了することで「資格講師」に認定されます。

次の「認定講師」なるためには、資格講師になったあとに、

・5~7日間のサイレントリトリート、5日間のアドバンス・ティーチャー・トレーニング受講
・自身の瞑想、ボディスキャン、マインドフルムーブメントを撮影し提出
・認定講師申請レターを提出

上記の内容を行わなければなりません。

認定講師申請レターが承認されたあと、ようやく認定講師として認められるのです。

マインドフルネスの資格は実用的

マインドフルネスに関係する資格の取得のためには、どの資格でもレベルの高い講座を受
し、自分自身で学習を進めていかなければなりません。

しかし、だからこそ認定されたとき、大きな自信と多大な知識を得ることができるのです。

もし、マインドフルネスの指導、内容に興味があれば、勇気を出して受講してみてはいかが
でしょうか。

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