マインドフルネスのやり方

企業でも導入されているマインドフルネスのやり方とは?

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最近、雑誌やTV特集などで注目を浴びている「マインドフルネス」と呼ばれるメンタルトレーニング。

ストレスの軽減や集中力の向上を目指すだけでなく、うつ病を始めとする心の病を治療する心理療法としても大々的に見直されています。

それだけではなく、Googleやappleなど世界的な大企業も研修の一環として取り入れており、ビジネスの世界でもその効果に関心が集まっているのです。

今回はそんな多くの企業が取り入れつつあるマインドフルネスについて解説していきます。

マインドフルネスにはどんな効果がある?

マインドフルネスの基本効果は、余計な雑念を払うことで、脳の疲労回復やストレスが軽減できることです。

人間は強く意識していなくても、常に過去への後悔、未来への不安などを感じたり、思考していたりしています。

その思考数は一日に約6万回に及ぶとも言われ、その分脳は常に疲労やストレスを蓄積しているのです。

ビジネスにおいてその脳の疲労、ストレスは大きな敵となってしまいます。

その脳の疲労は集中力、発想力、展開力などの低下を招き、結果的に仕事の生産性を大きく下げてしまうことになりかねません。

しかし、瞑想などを行い「今、この瞬間に意図的に意識を向ける」というマインドフルネス状態になることによって、脳を一度リセットさせ集中力を取り戻したり、向上させたりすることが可能になります。

そこで、企業の研修や業務内容にマインドフルネスプログラムを導入することによって、脳機能の低下を防ぎ、仕事の質の向上に繋げているのです。

また、脳疲労の軽減の他にも、マインドフルネスプログラムを行うことによって相手の状態や態度を冷静に分析できるようになり、共感性やコミュニケーション能力が向上することも研究結果として発表されています。

企業が実施しているマインドフルネスのやり方

Googleやappleなどほとんどの大企業では、社員にプログラムの実施を強制している訳ではありません。

あくまで希望者のみ、講習や体験会に参加する機会を与えるスタンスを取っています。

確かにイヤイヤやっていては、雑念を払うというマインドフルネスの特性上、あまり効果が期待できないと考えられますよね。

企業の取り組みとしてのマインドフルネスプログラムは、基本的には座学による教育、マインドフルネス瞑想の実施、そして瞑想の実施時間や場所提供の三つが主となります。

まずは座学によりマインドフルネスの知識のインプットを図り、その後瞑想実施会にて知識のアウトプットを行っていきます。

その際の教育プログラムは、企業の中で組まれているケースもあれば、外部からマインドフルネス専門の講師を招いてセミナーを開く場合もケースもあります。

そしてプログラム実施中や終了後、またプログラムを受けていない場合も含め、就業時間中に瞑想に取り組むことを推奨、許可し、業務にマインドフルネスの効果を取り入れているのです。

その際、瞑想専用ルームを設けたりすることで、より社員に実施を推奨している場合も多々あります。

このように、企業全体でマインドフルネスプログラムを行う環境を整えているのです。

実際にGoogleでは、就業時間を短くしたのにも関わらず、仕事の生産性が向上し昇進を果たした方がおられたり、人間関係がスムーズになったと実感した方が増えたりと、マインドフルネスの効果を実感しているケースが殆どです。

そして現在ではGoogleに所属している社員の内、十分の一以上の方がマインドフルネスプログラムを実施し効果を上げています。

その効果は、現在のGoogleやappleの業績や画期的なアイデアによって、これ以上ないほどに確認する事ができるのではないでしょうか。

基本的なマインドフルネスの実施方法

もちろん、大きな効果が出ているからといって、なにか専門的な手法や特別な知識が必要というわけではありません。

企業やセミナーごとに若干の違いがあるものの、基本的なマインドフルネス瞑想の方法としては、

1. 背筋を伸ばしリラックスした状態で床、または椅子に座る
2. 目は閉じる。または半目の状態にし、視線をぼんやりと斜め前に向ける
3. 呼吸に意識を集中させる。息の流れや、呼吸時のお腹の膨らみや凹みをしっかりと感じる
4. 頭になにか思考が浮かんだり、他の物音に意識が逸れたりしても、それで終わりではなく再び呼吸に意識を戻していく
5. 3~4を決まった時間繰り返す

このように特殊な道具や知識を必要しない手軽で簡単な方法となっています。

就業中であっても手軽に実施できるからこそ、今企業で大きな注目を浴び、そして実施されているのですね。

企業で導入を考えている、または個人的に仕事の生産性を高めたい方は、是非明日からマインドフルネスの手法を取り入れていってはいかがでしょうか。

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