マインドフルネスの効果

マインドフルネスとマントラの関係とは?効果を解説!

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この世にストレスのない世界があるのでしょうか?
身内や親しい人との別れ、職場での人間関係、病気による不安、時には交通量の多い道路でもストレスを感じてしまいますね。
人はある程度のストレスは必要とされ、乗り越えるだけの力は誰でも持ち合わせているようですが・・・

近年、社会がめまぐるしく変化し、オーバーぎみのストレスに心がギブアップしかけている人も多くなってきましたね。
ストレス解消といって香りや音楽などさまざまなリラクゼーションを利用している人もいますが、これは一時的なもの。
ストレス社会を心身共に健康で生き抜くためには、ストレスに巻き込まれない強い心を養う必要があるようです。

その方法として近年注目されはじめたのが、マインドフルネスです。

歴史とともに長く愛され続けてきたものにマントラ瞑想がありますが、瞑想からヒントを得て開発されたマインドフルネスとマントラ瞑想とは、何が違うのでしょうか?

マインドフルネスとは?

数学者・物理学者であるパスカルの言葉に「人間は考える葦である」という有名な言葉がありますね。
これは「人間は葦のように弱い存在だが考えることができる(すばらしい存在なのだ)」といった意味なのですが、むしろ考えることができるがゆえに精神が疲弊してしまいがちなのが、現代社会だといえるでしょう。

思考が純粋に判断や理解だけに使われるのでしたら問題ないのですが、解決の糸口のない悩みや不満が考える方向にシフトすると、悩みや不安はいつでもどこでも脳(心)を支配してしまいます。
つまり、気になることがあると常に心について回る現象ですね。

もう考えたくないと思っても、自分ではどうしょうもないもののようです。
しばらくするとまた考えているといった具合に。

マインドフルネスとは、意識を別な所へ向けて悩みといった負の思考を起こさせないようにする訓練法で、この手法を身につけると、思考的ストレスがかかったとき、またかかりそうな時に瞬時にかわすことができるようになります。

マントラとは?

マントラとはサンスクリット語で、一言でいえば、神や仏に対し賛歌や祈りを表現する言葉で、いろいろな宗教では祭事や祈祷、呪文、儀礼などで用いられています。

私たちが何気なく使っている言葉にも、その人の心つまり魂が宿っていますよね。
「言霊(ことだま)」という言葉を聞かれたことがあると思いますが、言葉にはある種の力が働いていると感じている人も多いのではないでしょうか?

マントラはただカタカナを並べただけの意味のない音だけのように聞こえますが、実は神や仏に通じる力強い言葉といわれています。
身近なものでいえば、般若心経の最後に唱える「ギャーテイ ギャーテイ ハーラーギャーテイ ハラソウギャーテイ ボージーソワカ」がそれにあたります。

マインドフルネスとマントラ瞑想の関係は?

マインドフルネスは意識的に「今このとき」に集中して、雑念や思考を入れない訓練法です。

「今このとき」をただ見つめて観察し、ありのままを現実として受け入れていきます。
そこには願いや思いの感情は何も存在しません。そこに感情を持ち込まないということが大事なのです。

それに比べてマントラは、宗教的意味合いの強い言葉ですので、神や仏に通じる言葉として意識して唱えられることも多いでしょう。しかし、マントラの言葉自体に意味や願いはないといわれます。

マントラ瞑想ではただひたすらマントラを唱えて、言い換えればマントラの音だけに集中して雑念を払いのける方法です。

何かに集中して雑念を払いのけるという意味においては、どちらも変わりないのですが、集中する対象物を当事者にゆだねているマインドフルネスの方が場所も選ばずでき、マントラの音にこだわるマントラ瞑想よりは、取りかかりやすいのかもしれませんね。

まとめ

神仏に多少なりとも興味を持っている人は、マントラ瞑想は効果が高いのではないでしょうか?
マントラが理解できない言葉であっても、神仏に通じていると思えば集中して取り組めますよね。

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