マインドフルネスの効果

脱中心化とマインドフルネスの関係とは?どんな効果がある?

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マインドフルネスは脱中心化を手助けします。

マインドフルネス?脱中心化?なにそれ?といった方もたくさんいるかと思います。

「最近ドジばかりだし、しばらく調子悪い時期が続くんだろうな」といった感じのことを過去にも考えたことがある方には有益な情報になるかと思います。

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは主に「今この瞬間を感じる状態、そのための行い」を言います。

私たちは日々を送る中で考える必要がないのに「今とは関係のないこと」を考えてしまいがちです。

なにか作業をしながら「今日の夜ご飯はなににしよう?」、話をしっかり聞くべき場所で「この話にはどんなリアクションをとろう?」「どうしてこの人にはこんなクセがあるのだろう?」など、これらの雑念に今やるべきことへ注ぐ分のエネルギーが(少しでもたくさんでも)奪われている・・・・・・つまり、大きくも小さくも今と関係ないこと・今不要な情報に脳が占領されていることが多いです。

そんな"雑念"のない状態で今この瞬間に集中する=マインドフルネスに物事に取り組むことでリラックスした状態で自分の持つ能力を充分に発揮することができます。

マインドフルネスは瞑想をはじめとしたさまざまなエクササイズで集中力や心を鍛えることが可能です。

マインドフルネス(今この瞬間を感じる機会)を習慣にすることで抗疲労・ストレス低減・安眠・リラックス・集中力向上・パフォーマンス向上といった多くの恩恵を手に入れることができるとされています。

脱中心化とは?

心理学用語です。

子どもが成長するにおいて自己中心的な思考から脱する過程を「脱中心化」といいます。

ここで言う自己中心的な思考とは、世間でよく言われている「わがまま」という意味の自己中心ではなく、「自己の感覚でものを見る、捉える・自己の感覚が中心である」という意味です。

子どもは2~7歳ごろまで自分の感覚しか理解できません。

自分と向かい合って話す大人の「右手」は「自分から見て左側に存在する」ことがまだわからない、相手の立場の情報がうまく処理できないのです。

自分の右手は右にある、だから向かいの相手の右手も自分から見て右側にある。

このように「自分の感覚が中心」になっているのが自己中心性です。

大人の私たちはここまではいかなくても、頭の中は「自己中心性・自己の感覚が中心にある」ことが発揮されてしまっている可能性は盛大にあります。

「さっきは失敗したし、よくないことが起こる気がする」「やる気が出ないし、なんか今日はダメな気がする」

先ほど述べた、「自分の右は他人の右」と思っている幼児と、「やる気がないから今日はダメ」と思う大人、(自分の感覚が)こうだから(世界は・環境は)こう、という点では似ていると感じる方は結構いるのではと思います。

マインドフルネスの観点で言えば、この「やる気が出ないから今日はダメ」、つまり「自分のやる気が出ない感覚を中心にして今日というものを見る」=自分の感覚を中心にしていること(自己中心性)からの脱却を脱中心化と捉えています。

マインドフルネスと脱中心化の関係

すべての自分の感覚が不要なものかというともちろんそうではありませんが、「やる気が出ないから今日はダメ」といったように「やる気が出ない」自分の感覚を中心に「今日全体をだめ」と捉えたとき、「だめな今日」のためにエネルギーを注ぐ気力が湧く人はとても少ないと思います。

マインドフルネスは瞑想をはじめとした様々なエクササイズで、「今この瞬間」に集中することで雑念や思考がすべて流され、自分と自分の意識を向けた対象だけの感覚になります。

一度自分の考えを離れることで、自分の思考にどれだけ捕らわれていたか、どれだけ関係ないことまで引きずられていたかに気づけると思います。

「やる気が出ないから今日はダメ」

やる気が出ない自分の感覚を中心にダメと決めつけられた「今日」に関わる人たちもたまったものじゃありませんよね。

しかし、自分の感覚を中心に自分の行動を決めるのはもちろん素晴らしいです(「疲れているから省エネで動こう」など)。

ここで言うのは自分の感覚を中心に不確定の要素を決めつけるのが不健康だと指摘しています(何度もあげますが「やる気が出ないから今日はダメ」のような、どうなるかわからない「今日」という不確定な要素を自分の感覚を中心に決めつけることです)。

まとめ

「自己中心性(自分の感覚を中心にすること)」は自分の理想をはっきりさせたいときや、どう行動したいか(体をどう使いこなしたいか)を決めるときに使えるのが理想的ですね。

マインドフルネスで頭の中を整理して、自分の感覚中心で見るべきでないもの・決めつけるべきでないものまで見過ぎていないか、こまめにチェックを入れることが余計な考えに引きずられない・パフォーマンスを落とさない方法だと思います。

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